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思い描く未来へのパスポートを手に入れるには②

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Aさんといつもお会いする度に感じていたことは、
「自信が持てない」ということが
Aさんを何よりもその先の一歩や
その時々のAさんのいまを
引き止めていたように思います。

私も15年間の会社勤務時代
ずっとそうでしたが、
何をやってみても癒えない「自信のなさ」が
自分自身の中で目立っていました。
旅をしたり、恋をしたり…。
友達との仕事抜きの時間だったりと、
一時的には忘れても、
何度も何年もそのことが頭をもたげては
波のように繰り返し、繰り返し
こころの中に寄せて来る。
そんな日々でした。

会社を辞める当日、
会社内の各部署に挨拶しに行ったとき、
ある人から
「なんで、辞めるん?」と
不思議そうに尋ねられました。

もちろん、自身の心情だけでなく、
今後の会社の未来や自分の将来のことも
含めての不安からの退職だったわけですけど、
「自信を持てない」と見せないために
仕事の立場も手伝って強気に出るしか
手段がなかったので、周りはそんなことを
微塵も感じていなかったわけです。

私の中では自分の本質と会社で
上手くやっていくためのペルソナとの
ギャップがあまりに大きすぎて、
強気に出ることしか手段を持てない
自分自身が嫌になっていました。

もうひとつの原因は、自分だけでなくて、
周りからも人と比較される環境にあったので、
その自信のなさが時折、迷いとして
仕事上の作品として表現されてしまうため、
できあがったものをすぐに破りたいくらいの
衝動にかられることも何度もありました。

周りから求められる場所に行きたいのに
自分が向いていないと突きつけられるような
そんな思いが自分自身を追いつめていたんです。
でも、人を不快にさせることが嫌だと
そういう面を人を見せてはならないと気負っていて、
知らず知らずのうちに自分への怒りが
自然と蓄積されていたんじゃないかと思います。

アロマテラピーを学ぶようになってからは、
人のこころのあり方を勉強したり、
自分のためでなく、「人にやってあげたい」という
仲間や先生方々のピュアな優しさに包まれるようになり、
自分の本質も分かり、楽になりました。
ようやく自信を手に入れたんです。
きっかけは何であれ…。

30代は私にとって「自分の本当に居場所を
見つける旅路」だったように思います。

でも、簡単に手に入れられたかというとそうではありません。
そこに行くためには何年も時間がかかりました。
毎日毎日、仕事から深夜帰りの中にあっても、
湯船で寝たままの状態にあっても「自分は何がしたいんだろう」と
問い続けては、何も浮かばないという時間ばかりが
ただただ過ぎていました。

よく皆さんはここで焦って、
悩みを打ち明けに来られるのですが、
私はなぜか人に相談することはありませんでした。
ひたすら自分と向き合う…それだけを続けていました。

それから3年くらい経ったある日のこと、
お風呂に入って急にふと思い浮かんだことがありました。
「人生で後悔したくはない。
自分自身が死ぬまでにやり残した!と思うようなことは何だろう」。

そこから、スイッチが入ったように
「これまでにやれていなかったこと、
絶対できないまま後悔したくないこと」の
自分探しが始まりました。

ひとつの考え方として
学生時代の就職活動時に感じたことでもありますが、
私がそのとき思ったことを揚げてみます。

*まずは育った環境と本質です。
・ 小さい頃から一人っ子で育ったこと。
・ 会社に入るまでは強調性や社会性が低いと
 自動車免許取得の適正検査で評価が出ていたことに
 コンプレックスがあった。
・ 一人作業で専門職だけど、共同作業も嫌じゃない。
・ マイペースでどちらかといえば個人行動で
 自分の世界観で自由に動きたい。

*やりたい仕事のイメージです。
・中学時代のブラスバンド経験から
ブラスバンドやオーケストラのように、
演奏するパートや楽器が一人一人違っているけど、
一つになると大きな力を発揮したり、
一体感が生まれる、一つの物が生まれるような仕事。

* 今の仕事の適正です。
その検証から、性格の自分には、広告や編集、
企画の仕事は合っていると判断。

確かに学生時代から踏み込んだ世界は
25年以上経った今でも続いています。
とはいえ、ある意味、現場に足を踏み入れて
自分自身の適正を作っていったともいえます。

ただ、その間に会社の勤務体系や会社の将来性や
自分自身の可能性、広がりを加味して考えると、
ひとつの会社で一生涯働いているだけの
自分に納得できるのか、
自信がないままでいいのかと疑問を抱き、
先天的な性格に近いアロマセラピストの世界にも
足を踏み入れました。

なぜならここで自分自身のバランスが取れる!と
思ったわけです。

職業の適性もしかりですが、
個人分析をやってみると広がりが生まれます。

たとえば、自分に自信が持てないと思っていて
いつも人の陰に隠れている人が、
実は人に合わせるよりも、
リーダーになることが合っていて、
力を発揮したことで自信が生まれることもあるもんです。
私も学生時代、そういう経験をたくさん与えられました。

つまり、コンプレックス(劣等)と優越感は
心理学的には表裏なので、自分の意志次第で
裏が表に変えることも意外ときっかけを
手にできれば、思うよりも簡単だということです。

学校やハローワークや職業訓練校では教えてくれない、
「自分自身を知るワーク」「未来の描き方」を
2016年から少しずつはじめて行こうと思っています。
医(健康・美容)、食(美食と自然食)、
住(お金のこと、住む場所、暮らし方)など
40代の私たちが今をいきいきと自分らしく生き、
そしてシニア世代に向けて心豊かに暮らせるための
入口として、様々な人をご紹介するブログとワーク、
トークカフェを連動して行けたらと思っています。


by MERRYNOTE | 2015-10-27 12:26 | ○自分の未来をつくる働き方

シニアライフをこころ豊かに過ごすための40代からの女性の生き方・働き方・暮らし方

by hitomi